「うちの園のボーナスって、世間的に見て多いの?少ないの?」「転職先のボーナスが何ヶ月分か分からなくて不安」――ボーナスの時期が近づくと、こうした疑問を持つ方は増えてきます。給料の話と同じく、ボーナスについても職場では聞きにくいものです。
結論から言うと、ボーナスの金額は園の種類と運営母体によって大きく異なります。公立園と私立園では年間で数十万円の差が出ることもありますし、私立の中でも法人によってバラつきがかなりあります。
この記事では、公立・私立別のボーナスの実態、ボーナスが多い園の特徴、そしてボーナスを増やすために今からできることを詳しく解説します。転職や条件交渉の際にも役立つ情報なので、ぜひ参考にしてください。

ボーナスの平均支給額
園の種類ごとに、ボーナスの相場を見ていきましょう。
公立保育園
公務員に準じた待遇のため、年間4.0〜4.5ヶ月分が一般的です。基本給が25万円の場合、年間100万円以上のボーナスになります。安定感が最大の強みで、景気の影響を受けにくいのも特徴です。
私立保育園(社会福祉法人)
法人によってバラつきがありますが、年間2.0〜4.0ヶ月分が目安です。経営基盤がしっかりしている歴史のある法人であれば、公立に近い水準のところもあります。
私立保育園(株式会社運営)
企業運営の園は年間1.0〜3.0ヶ月分と幅が広くなっています。業績連動型のところもあるため、毎年の支給額が変動する可能性があります。
| 園の種類 | ボーナス(年間) | 基本給25万円の場合 |
|---|---|---|
| 公立保育園 | 4.0〜4.5ヶ月分 | 100万〜112万円 |
| 私立(社会福祉法人) | 2.0〜4.0ヶ月分 | 50万〜100万円 |
| 私立(株式会社) | 1.0〜3.0ヶ月分 | 25万〜75万円 |
公立と株式会社運営の園では、年間で最大87万円もの差が出る計算です。ボーナスは月給以上に園選びの影響が大きいことが分かります。

ボーナスが多い園の特徴
ボーナスが充実している園には、いくつかの共通点があります。
- 公立保育園:公務員準拠で安定。景気の影響を受けにくい
- 歴史のある社会福祉法人:財政基盤がしっかりしている
- 処遇改善加算を給与に反映している園:手当込みでボーナスの計算基礎も増える
- 定員充足率が高い園:収入が安定しているためボーナスの原資がある
- 複数施設を運営する法人:経営の安定性が高い傾向
求人票でのチェックポイント
求人票でボーナスを確認する際は、以下の点に注意してください。
- 「賞与○ヶ月分」と具体的に書いてあるか
- 「業績に応じて」という表記は要注意(支給額が変動する可能性あり)
- 「実績:年○回」と過去の支給実績が書いてあるか
- 基本給とボーナスを掛け合わせた年収ベースで計算しているか

ボーナスを増やすためにできること
現在の園でボーナスアップを目指す方法と、転職でアップを狙う方法の両面から解説します。
今の園でできること
- 評価制度がある園なら実績をアピール:目標設定面談があれば、具体的な成果を伝える
- キャリアアップ研修を修了して役職手当を狙う:基本給が上がればボーナスの計算基礎も増える
- 勤続年数を重ねる:勤続加算がある園では、長く勤めるほどボーナスも増える
転職でボーナスアップを狙う
今の園のボーナスに不満があるなら、転職が最も現実的な解決策です。転職エージェントを使えば、ボーナスの支給実績も含めた詳しい情報を事前に教えてもらえます。
転職のタイミングも重要です。ボーナス支給月の直後に退職し、次の園ではボーナス算定期間の初日から在籍するのが最も無駄がありません。エージェントに相談して、最適なタイミングを一緒に考えてもらいましょう。
ボーナスの計算基礎は「基本給」であることが多く、各種手当は含まれないケースがあります。基本給が低くて手当で補っている園は、ボーナスの計算基礎も低くなるため、見かけの月収が同じでもボーナスに大きな差が出ることがあります。
公立園のボーナス事情
公立園は地方公務員に準じた給与体系のため、ボーナスが安定しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 支給回数 | 年2回(6月・12月) |
| 支給月数 | 約4.0〜4.5ヶ月分 |
| 昇給 | 毎年定期昇給あり |
| 安定性 | 景気に左右されにくい |
ただし、公立園の採用は自治体の試験に合格する必要があり、年齢制限がある場合もあります。公立保育園の給与体系の詳細は総務省の地方公務員給与ページで確認できます。

よくある質問(Q&A)
Q. 1年目でもボーナスはもらえますか?
A. 園によります。多くの園では入職1年目でもボーナスが支給されますが、満額ではなく算定期間に応じた減額支給になるケースがほとんどです。入職時期が4月であれば、夏のボーナスは算定期間が短いため少額になることが多いです。
Q. パートでもボーナスはもらえますか?
A. 園によりますが、パートにボーナスを支給する園は少数派です。ただし、寸志程度(数万円)を支給するところはあります。求人票で「パートも賞与あり」と記載されているか確認しましょう。
Q. ボーナスがゼロの園もありますか?
A. あります。特に開園して間もない園や、経営が苦しい法人ではボーナスが出ないケースもあります。求人票に「賞与あり」と書いてあっても、業績次第で支給されない可能性がある場合は注意が必要です。
Q. ボーナスの金額に不満がある場合、交渉はできますか?
A. 正直なところ、今の園でボーナスの増額交渉をするのは難しいケースが多いです。園全体の支給水準は法人の方針で決まっているため、個人の交渉で変わることは少ないです。ボーナスに不満があるなら、転職で解決するのが現実的です。
Q. ボーナスの支給直後に退職するのはマナー違反ですか?
A. マナーの問題はありますが、法律的には問題ありません。ただし、ボーナス支給前に退職の意思を伝えると、支給額を減額される可能性がある園もあります。退職のタイミングはマイナビ保育士などのエージェントに相談しながら決めるのがおすすめです。
まとめ:ボーナスは園選びで大きく変わる
- 公立園は年間4.0〜4.5ヶ月分で安定
- 私立は法人によって年間1.0〜4.0ヶ月分と幅が大きい
- 「業績に応じて」と書いてある求人は支給額変動の可能性あり
- 基本給が低い園はボーナスの計算基礎も低くなる
- ボーナスに不満があるなら転職が最も現実的な解決策
- 転職時は月給だけでなくボーナス込みの年収で比較する
ボーナスは月給以上に園選びの影響を大きく受けます。転職を考えているなら、月給だけでなくボーナスも含めた年収ベースで比較しましょう。保育士ワーカーやマイナビ保育士でボーナス充実の求人を探してみてください。


