保育士試験の勉強を始めたいけど、独学だと不安。かといってスクールに通う時間もない。そんな方にぴったりなのが通信講座だ。プロが設計したカリキュラムに沿って、自宅で効率よく学習を進められる。
ただし、通信講座は各社で特徴が異なるため、「どれを選べばいいかわからない」という声も多い。この記事では、主要な保育士通信講座の費用・サポート内容・合格実績を比較しながら、自分に合った講座の選び方を解説していく。

保育士通信講座を選ぶときのチェックポイント
通信講座を選ぶ際は、以下のポイントを確認しよう。
- 受講料:3万円〜8万円が相場。教育訓練給付金の対象かどうかも確認
- サポート期間:試験は年2回。次の試験に間に合う開始時期かチェック
- 質問サポート:質問回数に制限はあるか、回答スピードはどうか
- 教材の質:テキストの見やすさ、動画講義の有無、実技対策の充実度
- 合格実績:合格者数や合格率が公開されているか
- 返金保証・延長制度:不合格時のサポートがあるか
価格だけで選ぶのではなく、自分の学習スタイルや弱点に合った講座を選ぶことが合格への近道だ。
主要な保育士通信講座の特徴を比較
ユーキャン|実績重視の王道講座
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 受講料 | 約64,000円(記事執筆時点。最新の料金は公式サイトで確認) |
| 学習期間の目安 | 約12か月(試験月まで指導サポート延長あり) |
| 合格実績 | 過去10年間で14,951名の合格者(自社調べ) |
| 質問サポート | 1日3問まで質問可能 |
| 教育訓練給付金 | 対象講座(受講料の20%、最大10,000円が支給) |
ユーキャンは保育士通信講座のなかでもっとも知名度が高い。長年の実績があり、テキストの質・サポート体制ともに安定している。添削課題や実技対策もカリキュラムに含まれており、初学者が安心して取り組めるのが特徴だ。
教育訓練給付金の対象講座であるため、条件を満たせば受講料の一部が戻ってくるのも嬉しいポイント(ユーキャン公式サイトで詳細を確認できる)。
たのまな(ヒューマンアカデミー)|コスパ重視で選びたい方に
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 受講料 | 約26,500円〜(コースにより異なる。最新の料金は公式サイトで確認) |
| 学習期間の目安 | 約6か月 |
| コース選択 | 筆記+実技対策/筆記のみ/科目別の3コース |
| 質問サポート | 無制限で質問可能 |
たのまなの最大の強みは受講料の安さ。3万円以下から始められるのは、通信講座のなかでもトップクラスのコストパフォーマンスだ。「筆記+実技対策」「筆記のみ」「科目別」の3コースから選べるため、自分の状況に合わせた受講が可能。
質問回数が無制限なのもポイントが高い。わからないことをためらわずに聞ける環境は、独学にはない大きなメリットだ。

キャリカレ|長期サポートと返金保証が魅力
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 受講料 | 約42,900円〜(記事執筆時点。最新の料金は公式サイトで確認) |
| 学習期間の目安 | 約6か月(最長3年2か月のサポート) |
| 返金保証 | 不合格時の全額返金保証制度あり |
| 質問サポート | 無制限で質問可能 |
キャリカレの特徴は、最長3年2か月の長期サポートと不合格時の全額返金保証。保育士試験は科目別合格制度で3年間かけて受験できるため、このサポート期間の長さは大きな安心材料になる。
「一発合格できるか不安」「仕事が忙しくてペースを保てるかわからない」という方に向いている講座だ(キャリカレ公式サイトで詳しい条件を確認できる)。
四谷学院(通信講座)|段階的に理解を深めたい方に
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 受講料 | 約79,800円(全科目セット。記事執筆時点) |
| 学習期間の目安 | 約8か月 |
| 特徴 | 55段階システムで理解度チェックしながら学習 |
| 実技対策 | 添削指導あり |
四谷学院は「55段階」のスモールステップで着実に理解を深められる学習システムが特徴。「なんとなくわかった」で終わらせない仕組みになっており、しっかり理解しながら進めたい方に向いている。
受講料はやや高めだが、教材の質とサポートの手厚さに定評がある。
スタディング|スマホ学習に特化
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 受講料 | 約30,000円〜(記事執筆時点。最新の料金は公式サイトで確認) |
| 学習期間の目安 | 約6か月 |
| 特徴 | 動画講義中心。スマホで完結できる学習スタイル |
スタディングはスマホやタブレットでの学習に特化した通信講座だ。通勤時間やスキマ時間に動画講義で学べるのが最大の特徴で、紙のテキストよりも映像で学びたい方に向いている。
費用も比較的抑えめで、デジタル学習を好む方にはぴったりの選択肢だ(スタディング公式サイトで講座内容を確認できる)。
通信講座の費用比較一覧
| 講座名 | 受講料の目安 | 質問サポート | 特徴 |
|---|---|---|---|
| たのまな | 約26,500円〜 | 無制限 | コスパ重視 |
| スタディング | 約30,000円〜 | あり | スマホ学習特化 |
| キャリカレ | 約42,900円〜 | 無制限 | 返金保証あり |
| ユーキャン | 約64,000円 | 1日3問まで | 実績豊富 |
| 四谷学院 | 約79,800円 | あり | 55段階学習 |

タイプ別|あなたに合った通信講座の選び方
費用を抑えたい方
たのまなやスタディングがおすすめ。3万円前後から受講でき、独学にプラスαのサポートがほしい方にちょうどよい。
とにかく合格実績を重視したい方
ユーキャンが安心だ。過去10年間で約15,000名の合格者を輩出しており、教材とサポートのクオリティに定評がある。
長期戦で確実に合格したい方
キャリカレの最長3年2か月サポートが心強い。科目別合格制度を活用して、マイペースで進めたい方にぴったりだ。
スキマ時間を活用したい方
スタディングの動画中心の学習スタイルが合うだろう。通勤電車のなかでも勉強できるのは大きなメリットだ。
しっかり理解しながら進めたい方
四谷学院の55段階システムがおすすめ。費用は高めだが、確実に理解度を上げていける仕組みがある。
通信講座と独学の違い
| 比較項目 | 通信講座 | 独学 |
|---|---|---|
| 費用 | 約3万〜8万円 | 約1万〜3万円 |
| カリキュラム | プロが設計済み | 自分で組む必要あり |
| 質問サポート | あり(講座による) | なし |
| モチベーション管理 | 学習計画やリマインドあり | 完全に自己管理 |
| 実技対策 | 添削指導がある講座も | YouTubeや書籍で独自に対策 |
独学の費用の安さは魅力だが、通信講座の「迷わない」「質問できる」「ペースが作れる」というメリットは、合格率アップに直結する。特に初学者や勉強からしばらく離れていた方には、通信講座の方がスムーズに学習を進められるだろう。
通信講座を活用して合格するためのコツ
カリキュラムどおりに進める
通信講座の最大のメリットは、合格に必要な内容がスケジュールどおりに組まれていること。自分でアレンジするよりも、まずはカリキュラムに忠実に従うことが合格への近道だ。遅れが出た場合は、週末にまとめてリカバリーしよう。
質問サポートを遠慮なく使う
通信講座の受講料には質問サポートの料金も含まれている。わからない部分を放置すると、そこが試験本番での落とし穴になりかねない。疑問は溜めずにすぐ質問することを心がけよう。
添削課題を活用する
添削課題がある講座では、提出をサボらずにしっかり活用しよう。自分では気づかない弱点をプロに指摘してもらえる貴重な機会だ。フィードバックをもとに復習することで、理解の精度がぐっと上がる。
教育訓練給付金を使って受講料を抑える方法
雇用保険の被保険者期間が一定以上ある方は、教育訓練給付金制度を利用して受講料の負担を軽くできる。対象講座を修了すると、受講料の20%(上限10万円)がハローワークから支給される。
ユーキャンの保育士講座はこの制度の対象となっている。申請手続きはハローワークで行う必要があるので、受講を検討している方は事前に最寄りのハローワークに確認しておこう。
よくある質問(Q&A)
Q. 通信講座だけで実技試験も対策できる?
実技対策が含まれている講座であれば、基本的な対策は可能だ。ただし、実技の「音楽」分野は日々の練習が不可欠なため、講座のカリキュラムに加えて自主練習の時間も確保しよう。
Q. 途中で退会した場合、返金はある?
講座によって返金ポリシーが異なる。受講前にクーリングオフ期間や中途解約時の条件を必ず確認しておこう。
Q. 通信講座の教材はいつ届く?
申し込みから1〜2週間程度で届くのが一般的だ。スタディングのようにオンライン完結型の講座であれば、申し込み直後からすぐに学習を始められる。
Q. 通信講座と独学、どっちが向いている?
自分でスケジュール管理ができて、わからない部分も書籍やネットで調べて解決できる方なら独学でも問題ない。一方、計画を立てるのが苦手な方や、質問できる環境がほしい方は通信講座のほうが合格に近づきやすい。
Q. 通信講座の受講に年齢制限はある?
通信講座自体には年齢制限はない。40代・50代から受講を始める方も珍しくない。大事なのは年齢ではなく、継続して勉強する意欲と計画性だ。
まとめ
保育士の通信講座は、費用やサポート内容がそれぞれ異なる。コスパ重視ならたのまな、実績重視ならユーキャン、安心感重視ならキャリカレと、自分の優先順位に合わせて選ぶのがよい。
どの講座を選んでも、最終的に合格を決めるのは自分の努力だ。まずは各社の公式サイトで資料請求や無料体験をして、教材の雰囲気を確かめてみることから始めよう。



